大宮の秋葉神社

大宮といえば武蔵野国の一宮、大宮氷川神社が有名ですが、ほかにも古い寺社仏閣が多くあります。たとえば、火の神様で知られる秋葉神社の関東総社があります。所在地はさいたま市の西区となっていますが、かつての大宮市です。昔は氷川神社と並んで有名だったと言われており、いまでも火災除け盗難除けの御利益があるとされています。毎年4月18日と12月18日に例大祭が行われて、そのときには多くの人でにぎわいます。関東一帯から秋葉神社を信仰している人がお札を求めに来るのです。

 

例大祭のときには屋台などの出店も軒を連ねてにぎやかな雰囲気になります。いまでも秋葉講の組織が関東に残っています。もちろん、初詣にも多くの人が訪れ、1月1日には歳旦祭がひらかれます。これは、新年の祝いと安寧の祈りを初日の光にささげるものです。五穀豊穣を願う祭りとしては、2月17日の祈年祭があります。としごいの祭として昔から行われてきました。近代になってから行われるようになったものとしては、4月3日の合祀祭があります。

 

これは、明治末に21社がいっしょになってから行われるようになった重要な祭りです。7月15日には、疫病や病虫除けのお祭りとして祇園祭があります。このときには、お払いの儀式として獅子舞が奉納されます。収穫祭としては、11月23日に行われる新穀感謝祭があります。初穂を神にささげ実りを感謝する儀式です。このように、大宮の由緒ある神社として、いまでも多くの信仰を集めている場所となっているのです。